佐藤ママこと佐藤亮子さんの4人のお子さんは全員が東大理Ⅲに合格されています。
少しでも子どもの教育に役立てようと思い佐藤ママの教育本の内容を
年代別に教育・勉強法についてまとめました。
もう少し知りたいという方は、ぜひ佐藤ママの本を購入してみてください。
まずは、子育ての目標は?
いつか親がいなくなっても自立でき、楽しい人生を送れるようにしてあげる
具体的な教育法をいくつも教えてくれていますのでまとめていきます。
このページでは小学校入学前までについてまとめます。
幼少期 0~3歳まで
・3歳までに1万冊の絵本読み聞かせ。毎日10冊読み続けると3歳で約1万冊となります。
・2歳になったくらいから鉛筆を待たせはじめる。(くもんのB6の鉛筆がおススメ)
幼少期 3~6歳まで
・3歳から公文式をはじめる(3歳より以前にベビーくもんを始めてもいい)。
公文を始める心構え。
人と比べることに意味はない。公文でもどんどんプリントが進んであっという間に大学院レベルまで進んだ子がいたりして感心しました。しかし自分の子だけを見てマイペースに進むことにしました。大事なのはその子の才能や学力を伸ばすこと。他人と比べる必要はありません。
・習い事について
①目標をしっかり持つ(スイミングは個人メドレーができるようになるまで続けるなど)
②いつまでするか決めて子どもに伝え
③子どもを愛してくれるいい先生を選んで始める。
習い事は理想的には週に2日、多くて3日が限界。
習い事を続けるためにご褒美を作る。
名探偵コナンを見る、レッスンの帰りにコンビニでカップ麺をかうなど。
・学習習慣をつけていく。
①毎日することは理想とする。「やれなくてもい」と割り切って週に1日でも出来たら合格と思う。
②親子とも疲れていない、余裕のある時間を見つけて、その時間だけ学習する。
③親がペースをつかめるようになる。毎日決まった量をすることができるようになる。
①~③まで約1年かかると思って焦らず諦めないで取り組む。子どもを絶対に否定しないこと。
まとめ
幼児期は
九九はCDを聞いて覚えると簡単。
小学校低学年
ゲームとの付き合いは最小限に。
小学校から帰ってくると、週2回のお稽古事と、1日10分~20分の公文のプリント学習。それ以外は遊び中心の生活。
1日10分の勉強が学力を育てる。
リビングで学習。
テレビを見る習慣をつけない。
低学年の時間管理
・夕食は6時30分
・遊びに行くのは宿題をしてから
・毎日プリントを2枚する。
など大まかなことをきめておく。
そろばんをしなかったことが心残り。
小学生に美術館、博物館は無理せずに。
小学校低学年までにひらがな、1けたの足し算、九九を鉄板に。
・ひらがなはもちろん日本語に基礎なので大事ですが、それだけでなく字をきちんと書くことで、物事をきちんとやり遂げることを学びます。
・1けたの足し算は引き算、文章題の基盤になります。
・九九は割り算、分数、比例の基盤です。
プリントで勉強するなら1枚1枚ていねいにすることが大事。
ひらがな
①鉛筆を正しく持ちましょう。鉛筆は握りしめると筆圧が強くなり上手く書けません。
②トメ、ハネ、はらいまでしっかり覚えさせる。ここは完璧をめざしてください。
ひらがなをきちんと書くことは勉強の基本だからです。ここをきちんとしないままにしておくと、勉強全般に影響がでてきます。
ここで勉強するのはひらがなの書き方もそうですが、なにごともきちんとするという態度です。「勉強はきちんとしないといけないんだな」ということをひらがなを書くことを通して学ぶのです。
ひらがなをいい加減に書く子はなんでもいい加減に済ませる子です。この後の九九や筆算、また社会や理科で覚えるべきことをきちんと覚えないまま、先に進んでしまう子です。
ここは人任せではなく親ががんばらないといけないところ。親の責任において、トメ、ハネ、はらいまできっちり書けるようにしてください。ひらがなをしっかり押さえていたら、カタカナも漢字も延長線上にあるのですんなりと書けるようになります。
ひらがなの勉強のしかた。
小学校からドリルが配布されるが面白味が欠ける。市販のドリルを根こそぎ購入して楽しくする。
鉛筆に飽きたら、クレヨンでもマーカーでも色鉛筆でも筆記用具は何を使ってもいいことにした。
カタカナが苦手な子が多いのはひらがなを覚えた親がほっとして字に対する情熱が消えるから。「ツ」「シ」「ソ」「ン」をかき分けるのがポイント。
1けたの足し算
数字は、0~9までの10個を書けるようにすればあとは組み合わせなので子どもも比較的簡単に習得でます。6,8,9が書きにくいのでゆっくり繰り返して書くときれいにかけるようになります。0の文字は書き始めと書き終わりがきちんと合わないといけません。これをいい加減にすると6になるので0の書き方はきちんと教えてください。
小学1年生の算数の山場は1けたの繰り上がりのある足し算、引き算。ここでつまずく子は多いです。10回でできる子もいれば、100回やらないと覚えられない子もいます。でも100回繰り返してやればいいのです。1けたの繰り上がりのある足し算は36個です。
苦手な足し算はコピー用紙に書いて家の中に1ヶ月貼って覚えましょう。いろいろな色で書いたり、斜めに貼ったりしてもいいでしょう。2つ以上苦手があった場合は1か月毎に1つずつ確実に覚えていきましょう。(4+7=11、4+8=12、6+7=13、6+8=14なども苦手な場合が多い)
また、サプライズでお風呂から上がったあと「8+7は?」や「いってらっしゃい。7+8は?」などとクイズを出題するのもおすすめ。もちろんしかめっ面をして追い込むのではなく遊びモードで楽しみながら。
引き算が苦手?それは足し算の勉強不足です。引き算が苦手なのではなく、足し算が不十分なんです。引き算の練習を繰り返すのではなく、一度戻って1けたの足し算の習熟度を高めましょう。
1~100まではお風呂で唱えて覚える。100まで覚えると同時に「磁石すうじ盤100/くもん出版」を使って遊びをして数字の位置づけを覚えていきます。
九九
九九はCDで歌いながら覚える。歌なら幼児でも覚えれます。九九もまず覚えて、後で理論を知れば「ああ、そういうことだったのか」とすんなり理解できるでしょう。家庭では、掛け算の理論に時間割かず、暗唱を優先させてください。まず覚えて理論は後方式が、より早くラクに理解できます。
暗唱→理論を学ぶ→アトランダムでもすぐに言えるようにする。九九カードを81枚用意して、アトランダムに出題していく。すらすら答えれるようにしていく。正答までの時間が少しずつ短くなっていくと、子どももゲーム感覚で達成感が味わえます。
九九の習得はここまでやるのかと呆れられるレベルまでやる。子どものぺーすに合わせて少しずつやりましょう。よその子がすぐに覚えてしまって、わが子が10回やっても覚えられないなら、20回繰り返します。極端な話1000回必要だったら1000回やったっていい。短期間でマスターできなかったら1日に少しづつやっていきましょう。本来2年生でできるようになる九九が、覚えられる3年生になってもいいと思います。穴が空いたまま学年が進み6年生になって苦労するよりも、しっかり地盤を固めてから進のが長い目で見たら近道です。