佐藤ママこと佐藤亮子さんは4人のお子さん全員が東大理Ⅲに合格されています。
多数の教育本を出されています。
少しでも子どもの教育に役立てようと思い年代別に教育・勉強法についてまとめました。
もう少し知りたいという方は、実際に佐藤ママの本などを購入してみてください。
今回は小学校入学~3年生までの教育・勉強法についてまとめています。
小学校1年生~3年生に必ず身に着けさせたいこと
小学校低学年までにひらがな、1けたの足し算、九九を鉄板に。
・ひらがなはもちろん日本語に基礎なので大事ですが、それだけでなく字をきちんと書くことで、物事をきちんとやり遂げることを学びます。
・1けたの足し算は引き算、文章題の基盤になります。
・九九は割り算、分数、比例の基盤です。
ひらがな
ひらがなの勉強を通して、なにごともきちんとするという態度を学ぶ
①鉛筆を正しく持ちましょう。鉛筆は握りしめると筆圧が強くなり上手く書けません。
②トメ、ハネ、はらいまでしっかり覚えさせる。ここは完璧をめざしてください。
ひらがなをきちんと書くことは勉強の基本だからです。ここをきちんとしないままにしておくと、勉強全般に影響がでてきます。
ここで勉強するのはひらがなの書き方もそうですが、なにごともきちんとするという態度です。「勉強はきちんとしないといけないんだな」ということをひらがなを書くことを通して学ぶのです。
ひらがなをいい加減に書く子はなんでもいい加減に済ませる子です。この後の九九や筆算、また社会や理科で覚えるべきことをきちんと覚えないまま、先に進んでしまう子です
ここは人任せではなく親ががんばらないといけないところ。親の責任において、トメ、ハネ、はらいまできっちり書けるようにしてください。ひらがなをしっかり押さえていたら、カタカナも漢字も延長線上にあるのですんなりと書けるようになります。
ひらがなの勉強の仕方。
小学校からドリルが配布されるが面白味が欠ける。市販のドリルを根こそぎ購入して楽しくする。
鉛筆に飽きたら、クレヨンでもマーカーでも色鉛筆でも筆記用具は何を使ってもいいことにした。
カタカナが苦手な子が多いのはひらがなを覚えた親がほっとして字に対する情熱が消えるから。「ツ」「シ」「ソ」「ン」をかき分けるのがポイント。
プリントで勉強するなら1枚1枚ていねいにすることが大事。
1けたの足し算
数字は、0~9までの10個を書けるようにすればあとは組み合わせなので子どもも比較的簡単に習得でます。6,8,9が書きにくいのでゆっくり繰り返して書くときれいにかけるようになります。0の文字は書き始めと書き終わりがきちんと合わないといけません。これをいい加減にすると6になるので0の書き方はきちんと教えてください。
小学1年生の算数の山場は1けたの繰り上がりのある足し算、引き算。ここでつまずく子は多いです。10回でできる子もいれば、100回やらないと覚えられない子もいます。でも100回繰り返してやればいいのです。1けたの繰り上がりのある足し算は36個です。
苦手な足し算はコピー用紙に書いて家の中に1ヶ月貼って覚えましょう。いろいろな色で書いたり、斜めに貼ったりしてもいいでしょう。2つ以上苦手があった場合は1か月毎に1つずつ確実に覚えていきましょう。(4+7=11、4+8=12、6+7=13、6+8=14なども苦手な場合が多い)
また、サプライズでお風呂から上がったあと「8+7は?」や「いってらっしゃい。7+8は?」などとクイズを出題するのもおすすめ。もちろんしかめっ面をして追い込むのではなく遊びモードで楽しみながら。
引き算が苦手?それは足し算の勉強不足です。引き算が苦手なのではなく、足し算が不十分なんです。引き算の練習を繰り返すのではなく、一度戻って1けたの足し算の習熟度を高めましょう。
1~100まではお風呂で唱えて覚える。100まで覚えると同時に「磁石すうじ盤100/くもん出版」を使って遊びをして数字の位置づけを覚えていきます。
九九
九九はCDで歌いながら覚える。歌なら幼児でも覚えれます。九九もまず覚えて、後で理論を知れば「ああ、そういうことだったのか」とすんなり理解できるでしょう。家庭では、掛け算の理論に時間割かず、暗唱を優先させてください。まず覚えて理論は後方式が、より早くラクに理解できます。
暗唱→理論を学ぶ→アトランダムでもすぐに言えるようにする。九九カードを81枚用意して、アトランダムに出題していく。すらすら答えれるようにしていく。正答までの時間が少しずつ短くなっていくと、子どももゲーム感覚で達成感が味わえます。
九九の習得はここまでやるのかと呆れられるレベルまでやる。子どものぺーすに合わせて少しずつやりましょう。よその子がすぐに覚えてしまって、わが子が10回やっても覚えられないなら、20回繰り返します。極端な話1000回必要だったら1000回やったっていい。短期間でマスターできなかったら1日に少しづつやっていきましょう。本来2年生でできるようになる九九が、覚えられる3年生になってもいいと思います。穴が空いたまま学年が進み6年生になって苦労するよりも、しっかり地盤を固めてから進のが長い目で見たら近道です。
低学年時の日々の生活について
低学年の時間管理
・夕食は6時30分
・遊びに行くのは宿題をしてから
・毎日プリントを2枚する。
など大まかなことをきめておく。
ゲームとの付き合いは最小限に。
小学校から帰ってくると、週2回のお稽古事と、1日10分~20分の公文のプリント学習。それ以外は遊び中心の生活。
1日10分の勉強が学力を育てる。
リビングで学習。
テレビを見る習慣をつけない。
習い事に関しては、そろばんをしなかったことが心残り。
小学生に美術館、博物館は無理せずに。
・小学校低学年に習うひらがな・一桁の足し算・九九が今後の学習の大きな土台となる。
・日々の生活では大まかなルールを決め、1日10分の学習習慣をつける。