佐藤ママこと佐藤亮子さんは4人のお子さん全員が東大理Ⅲに合格されています。
多数の教育本を出されています。
少しでも子どもの教育に役立てようと思い年代別に教育・勉強法についてまとめました。
もう少し知りたいという方は、実際に佐藤ママの本などを購入してみてください。
今回は小学校4年生・入塾編です。
中学受験に向けて塾に入る
塾の選び方
塾の受付の雰囲気、先生方が生徒の立場をよく考えてくださるか、面談の制度が整っているかなどをよく考えて選ぶ。
テキストを見て判断できる。いい塾は必ずいいテキストを使っている。見やすいなと思うテキスト。
塾の入る時期
塾の新学期は2月なので、小学校の学年でいうと3年生の2月にスタート。おっとり型や体力に自信がない子ほど早めに始める。
塾への信頼
これはと思う塾を選んだら、徹底的に信頼すること。心配事があればいつも相談する。
先生に相談に乗っていただいて、子どもの勉強に寄り添ってあげた方が建設的。
講座選択
4年生時、レベルの高い講座の受講を進められた。週に3回の通塾が4回になり、迷った。4回になると睡眠時間や遊ぶ時間が減るので取るのはやめた。4年生は塾に通うことに慣れる時期でもあるので、いきなり勉強漬けの生活になる必要はないと判断した。
勉強の必需品
コピー機 拡大コピーのできるもの。キッチンタイマー。カレンダー2か月分
文房具は学校用と塾用の2セット用意する。
中身はシンプルシャープペンシル、消しゴム、赤・青ボールペン、定規。下敷きは使わない。
親が採点に使うのは1.0㎜の赤のボールペン
テキストの整理
100均のボックス型ケースに教科別にシールを貼って、その教科の教材はすべて入れる。
4年生の学習目標
4年生は塾のスケジュールもまだゆっくりなので、通塾になれることを目標にします。
算数は計算力をつける。
国語は字をしっかり書くことを目標にします。漢字のトメ、ハネ、ハライをきちんと身につけましょう。漢字をあやふやに覚えない。
理科は植物の名前、虫の名前や構造などの基礎事項をしっかり覚えます。
社会は都道府県名、県庁所在地、山地、山脈などの基礎事項を覚える。
塾の宿題をきちんとこなせる生活スタイルを身に付ける
実力を積み上げるには塾のカリキュラムをすべて理解することが最善で最短の方法。
4~5年生で、塾の宿題をきちんとこなせる生活スタイルを身に付けましょう。
宿題が終わらないままで次の授業の日を迎えることになると、科目自体が嫌いになってしまいがちです。
親の手伝い
①宿題をチェックする(採点する)
採点は親がして子どもを休ませる。親が採点すると、勉強の穴が見つかる。
②テストが返ってきた時にに直しをする。
成績アップのプロセス
①授業→②宿題→③復習テストと模擬テスト この3つを地道にやっていくことで成績は伸びる。
①授業=テキストを中心にノートを取ります。ノートは復習するときにみやすいようにきれいに書きましょう。
②宿題=塾では宿題をするのが一番時間がかかり、たいへんです。しかし、習ったことは問題を解くことで理解がすすむのですから、宿題をすることはとても重要です。宿題が多い時は何日かに分けて少しずつ進める。
③復習テストと模擬テスト=これまでの学習を定着させるためのテストです。テストは何点とれたかよりも、何をまちがえたか、何ができていないかを見つけるためにするものと考えましょう。
授業を受け、宿題をして、テストを見直ししてできていない個所を家でやり直させるのが基本のプロセス。
塾の宿題
大量の宿題でも3日に分けるとラク。一番時間がかかるのが算数なので、時間割は算数を中心に考えます。
宿題は答えを必ず全部埋める。白紙で出すより答えを写して解答欄を埋めたほうがいい。
中学受験について
追い詰めない受験で幸せに
子どもの個性は千差万別。のんびりした子を一気呵成に集中型に変えようと思っても不可能です。
それならば、その個性を100%認めてあげて、その個性をどうするかを考え、時間の使い方や勉強のやり方を工夫したらいいと思います。
受験勉強中こそ、子どもを観察して表情をよく見ていてください。
子どもがいつもにこにこしていたら、勉強はうまくいっています。反対に、重苦しいような暗い表情をしていたらやり方が間違っていますので、勉強法を変えてください。やり方を変えずにその子をもっとがんばらせるというのは、追い詰めることになります。
その子の将来を思って、幸せになるために受験するのに、悲しい顔をしていたら本末転倒ですよね。
中学受験の心構え
高校・大学受験に比べ成長途中での受験になるため、睡眠時間や休憩時間を確保するなど健康面での心配りが大事 親の見栄から子どもに勉強を強いて受験勉強させると、途中で挫折することが多い。
中高一貫校のメリット
英語は高校になると一気に難しくなる。中高一貫校だと6年継続してバランスよく学べる。
女子の中学受験
女子の受験は男子よりも長期戦で、3年生から塾に行くなどの前倒し作戦が必要。
女の子にありがちな「きれいすぎるノート」はムダ。